2006年2月17日

ついに鳥インフルエンザがドイツの北東の観光地リュッゲン島に上陸。白鳥などが数羽死んでいるのが見つかりました。鳥にさわらなければ大丈夫だとはいえ、これが人間から人間に感染するようになったらと思うと、ぞっとします。ドイツ市民の間でも徐々に不安感が高まっています。

人口1100万人の東京から、人口130万人たらずのミュンヘンに帰ってきて、正直言ってほっとしました。私は新聞を読むのが三度の飯よりも好きなのですが、ミュンヘンでは朝8時頃の電車が混んでいるといっても、新聞を広げてゆっくり読める程度ですから、日本の通勤ラッシュに比べるべくもありません。人と人のあいだの間隔が開いているのです。それと、「仕事をしたら十分に休みを取って休養しなければならない」という精神が企業にも浸透していること。休みを取る時に申し訳なく思う人はだれもいません。

ドイツやフランスの新聞の長大な記事になれているせいか、日本の新聞は短すぎる記事が多く、あまり面白さが感じられないというか、読ませる記事が少ないように思われました。新聞は今後は調査報道にもっと力を入れるべきであり、インターネットの方がはるかに早い、速報というマーケットからは撤退するべきではないでしょうか。

読んで私にとってためになる記事が最も多いのは、やはりドイツの保守系新聞です。